クリエイティブライフ・セラピー誕生の裏側

今日は、私がこのセラピーを作ろうと思ったきっかけについて、 ちょっとお話ししたいと思います。



私は、小さい頃から絵を描いたり、ものを作ったりすることが好きでした。
一番小さい頃の記憶は多分幼稚園の頃。


一生懸命、目がキラキラでひらひらドレスを着たお姫様を、
どれだけ可愛くかけるか?に挑戦していた記憶があります。

同じく幼稚園では、校庭に粘度がとれる地層がむき出しになっているところがあり、
そこで粘土をとって丸めては、砂でピッカピカにすることに日々励んでいた記憶も。



小さい頃は、祖父母と同居していたこともあり、
色々と器用だったおじいちゃんが、
習字、折り紙、お寿司の作り方、などなど、
いろんなことを教えてくれた記憶があります。



そのせいかはわかりませんが、私も小さい頃から色々器用にできる子でした。
自分で得意と思っていたわけではなく、
好きだから夢中でやっていたら、
先生に褒められたり、表彰状をもらったりする機会があって、
「あ、これは自分が得意なことなんだ。」と気がついた、という感じなんですけど。

学校では、英語や数学などの点数が悪いと、
塾に行ったほうがいいのじゃないか?とか、
親も色々と成績を上げるために心配や努力をすると思うんですが、
美術の成績が悪くても、多分あまり誰も気にしなくて、
「ま、うちの子はセンスないしね。」で終わらせているのではないでしょうか?



だから、多少のセンスと「大好き!」があった私は、
クラスの中で、努力しなくても美術は常にトップの成績。

そんなだから、中学でも、高校でも、
みんながどんどん、さらに英語や数学や物理など、
受験科目の成績に必死になっていって、芸術系の科目は、「気を抜ける時間」「おまけ」みたいな感覚で取り組んでいる時も、結構真面目に、というか、楽しすぎてかなりのめり込んで毎回作品を作ったり、描いたりしていました。



そうしたら、高校の時の先生に、なんとなく、
「美大、受験するの?」って聞かれたんです。


自分が、絵を仕事にできるぐらい上手だとは思っていなかったので、
その時初めて、「絵を描いたりして仕事にできたら、どんな感じなのかな〜。」と、ぼんやり思ったんです。



幸か不幸か(?)私は、他の科目成績もトップクラスで、 (これはセンスではなく、真面目に取り組んだ努力の結果だと思っています。) 大学受験するならこのくらいのレベルの大学に入れるよ、とか、 国公立狙える、とか、そんな話しか耳にしていなかったので、それ以外の選択肢、考えたことがありませんでした。



だから、親に、
「先生に美大に行くの?って聞かれたんだけど、どう思う?」って、
期待半分で聞いてみたんです。

そうしたら、親の答えは、
「美大に行かせられるほどのお金はない。それに、美大出て何するの?」という答えでした。



その時の私は、
美大を出た人が周りにあまりおらず、

画家になる?
学校の美術の先生になる?

くらいしか思いつかなかったんです、お恥ずかしながら。



うちの母親は、小さい頃に母親を亡くして貧しくて育ったし、
「女の子でも、手に職をつけて一生働ける仕事に就くのがいいよね。」というのが口癖でした。実際、母親も看護師として、国立病院を定年退職した今も、民間の老人介護施設で看護師として働いています。

だから、医学部レベルのお金出した割には、美大でても安定したリターンの大きい職業にはつけない、というイメージだったのだと思います。

今のように、デジタル化が進んでいない時代だったし、
デジタル系のアーティストがそんなに需要が増えるなんて思ってもみなかったと思うし。
(実は、うちの妹はデジタルの広告デザイナーです)

だから、私自身も「そりゃそうだよね。」と、あっさりと美大に行くなんていう選択肢を検討してみよう、なんて気持ちもどこかにしまいこんでしまいました。

 
長くなってきたので、続きはまた次回!

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クリエイティブ・アートセラピスト&コーチ
ロックウッド香織

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